残暑の頃となりましたが、まだまだ蒸し暑い日々が続いています。
皆様ご自愛くださいませ。
毎年職人さんから聞くワードですが『今年の暑さは異常だね』と言いながら
流石に今年は、身近な職人さんが熱中症でダウンされる方が何人かいました。
怪我がなかったただけ幸いでしたが、引き続き油断せずに作業をしてもらっています。
さてさて皆様はお盆休みはいかがでしたでしょうか？
我家は人混みを避けたいためお盆休みは、あまり遠出を控えて過ごしました。
ただ７月に去年のリベンジで沖縄に里帰りをしてきました！
目的は子供らに沖縄の青い海を観させるのと再建中の首里城をどうしても観たくなったためです。
２泊３日のやや弾丸気味で行ってきました。（去年も台風の接近中に強行突破でいきましたが。苦笑）
母が沖縄出身のため幼少期より沖縄の海を身近に育ってきたせいか
リフレッシュしたいときには海を眺めたくなります。
お陰様で気持ちよく晴々した気分をいただくことができました。
２０１９年１０月３１日未明
世界遺産の首里城が全焼してしまいました。
火災での消失はすべてが無と化すので大変心苦しくなります。
今は寄付金をもとに２０２２年１１月から再建が進んでおり
順調に進めば２０２６年秋頃には完成するそうです。
母が沖縄出身であることから私自身が幼少期より何度も沖縄に訪れているため
戦時中に焼失して１９９２年（平成４年）に再建された後に本島に住む親戚に連れられて観たのをかすかに
覚えています。成人になり物心つく頃には当たり前にあった文化財が
消えてなくなってしまい今回再び建てなおす際には、より当時の状態を再現することや
建設途中も公開されていると知り建設業に従事している者として【今】を観たいという
衝動に駆られて勢いで来沖したわけです。母親も連れて行こうと今回は大きめのレンタカーを用意したのですが
６０歳をとうに超えているお婆をこの炎天下のなかあんな山の中を歩かすな。と言われたので
娘だけ連れて汗だくになりながら見学してきました。
（息子がお昼寝タイムだったため嫁と息子は地下駐車場で待機させました。）
この夏が終わり、秋が深まるころには塗装工事も始まっているのではないかと思われる進み具合でした。
今回の再現の一番の見所がまさにこの塗装だと個人的には思っています。
使用する顔料を当時と同じ物を使用して調色するらしいので完成後がとても楽しみです。
完成して観光客やメディア取材が落ち着く頃にもう一度娘を連れて行こうと思います。
その頃には娘も恐らく小学生低学年。自分が小さい頃に観た時分と同じくらいになります。
そうやって世代を超えて繋がっていく文化財に想いを馳せた夏休みでした。
