ブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。
営業の岩澤です。
前回は雨漏りの際の、現地調査のお話をさせて頂きましたね。
今回は現調の次に行うであろう、散水調査についてです。
散水調査とは、雨漏りの直接の原因と思われる箇所に水を当て、漏れを確認します。
とは言ったものの、水を当ててすぐに漏れてきてくれれば、原因の箇所の発見も簡単ですが、そうはいきません。
①原因の箇所→②柱→③雨漏り箇所
のように、直で流れてくれると御の字ですが、屋根や壁には様々な部材が張り巡らされており、それらを伝って雨漏りになっている箇所も多いのです。
①原因の箇所→②柱→③梁→④柱→⑤梁→⑥雨漏り箇所
といった具合で様々な箇所を経由されると、辿り着くまでに時間が掛かり、予想した位置からかけ離れた箇所が原因になる事もあります。
そんな時に活躍するのが、サーモグラフィーです。
雨漏りしている箇所にサーモグラフィーを当てると、対象の周辺温度が可視化されます。
水を当てた箇所が外れだった場合、周辺温度に変化はありません。
当てた箇所が正解だった場合、水によって表面温度が下がるので、青く道筋が見えてきます。
その道筋が見えて、初めて原因の箇所を発見できるのです。
一見、簡単なように思える散水調査ですが、道具は勿論のこと、
調査にあたる者の知識と経験がすごく大事
になってきます。
次回は、前回の雨漏の原因を解明する、床の間の雨漏り、原因はここだった!となります。
まさかこんな箇所から入るなんて…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
また次回もよろしくお願いします!