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2022/3/14

【塗装できない?】実は塗装できない屋根材があります。

\こんにちは!/

 

日今日と、どうしたんでしょうコレは…暑いくらいですね!
とは言え、また寒さが戻って「三寒四温」って言うもんね。
という毎年恒例のやり取りをするはずですが…。

花粉も、もの凄く飛んでますので、花粉症の方には辛い季節です…どうぞ引き続きご自愛ください。


さて、本日は
塗装できない屋根についてのお話をしたいと思います!

 

①塗装工事ができない屋根?

1. 新築時から、塗料が密着しない素材を使われている屋根

残念ながら、住宅の屋根材の中には、塗装できない屋根材が多く存在しています。
それらのほとんどが、2000年前後に製造された
ノンアスベストに切り替えられた時期の屋根材です。
アスベスト(石綿)を含む建材は強度が出るので、昔の屋根材には普通に使われていましたが、
健康への影響から規制をされたのが、2000年前後というわけです。

アスベストを抜いた分強度が落ち、表面がパリパリ剝がれたり、簡単にひび割れたり、欠損しやすいという(塗装できない、できても剥れる)屋根材が出回ってしまいました。

 

こうした屋根の場合、
下地が傷んでいなければ、カバー工法もできますが、

既に瓦の傷みが進行して、下地まで傷んでしまっている場合や、瓦がボロボロすぎて職人が乗るだけで割れる、屋根に使われている専用ビスも劣化して機能していない場合も多くあり、
葺き替え工事ご提案することが多い現状です。

2. 築25年以上経っているけど、まだまだ長く住みたいお家の場合

こうしたお家の場合、屋根の見た目にそれほど傷みや雨漏りなどがない場合でも、
塗装工事よりも、屋根カバー工事を、おススメしたいです

なぜなら、屋根材の下に貼られている防水シート(ルーフィング)の寿命が20~25年と言われているからです。

その時点で、まだ見た目が大丈夫でも、次第に屋根材の裏で劣化は進みます。
その事実を無視して屋根塗装を行い、一時きれいになり、お金を払い、しばらく大丈夫!と安心した頃、えっ雨漏りが!という事があり得るのです。

塗装だけで雨漏りを防ぐことはできません。
中の防水シートも重要なのです。出来れば20年~25年を目安にカバー工法を行い、
その先のメンテナンスを暫くしなくても良くする事をおススメします。


今回は塗装で良いから、次にカバー工法を行うつもりと思っていても、下地が腐食していたら簡単な工事で済まない可能性は残ります。トータルコストを考えた時、無駄な費用がかからない方を、ご選択いただければと思います。

 

②塗装もカバー工法もできない屋根?

1. 前回の間違った塗装工事により、瓦の隙間に水分が吸い上げられ(毛細管現象)逃げ場をなくし、内部の腐食が進んでいる屋根

突然ですが、スレート瓦の重なり部分には一定の隙間が必要です。
隙間が狭すぎると、雨が隙間に吸い上げられる現象(毛細管現象)がおき、流れ出て行けなくなるため、内部にとどまり内部を傷めてしまいます。

お家の中が温まった際の水蒸気や、結露などの水分も逃げ場をなくすため、屋根の下地である野地板を腐食してしまいます。

このように大切な、瓦の隙間を確保し忘れた間違った塗装工事がされていた場合、
数年後下地を傷めてしまう可能性があるというわけです。

すでに雨漏りも起こしている場合、瓦をめくり下地の補修をする、葺き替え工事が必要になります。


※塗装後に塞がった隙間の塗膜を切って、水の通り道を確保する工程のことを縁切りと言います。
縁切り忘れ ➡ 毛細管現象 ➡ 内部の腐食に繋がります。


※通常スレート瓦には、器具を差し込んで「縁切り」を行います。

 

2. 雨漏りが進み、下地の腐食が進んでいる屋根

ほんの少しの雨漏りなら、現状によってはカバー工法で改善できる場合がありますが、屋根の下地である木部が腐食、雨漏り期間が長いような場合は、瓦をめくり下地の補修ををする、葺き替え工事が必要になります。


 

3. 日本瓦の屋根

こちらは、もとから塗装をするタイプではありません。
カバー工法ができるかというと、瓦の段差も大きくさらに屋根に重みがかかるので行いません。

日本瓦屋根のメンテナンスは、瓦の割れや破損の修理
瓦を支えている漆喰の打ち直しをキチンと定期的に行うことです。
下地が傷み雨漏りなどの症状が出た場合は、瓦を撤去し下地を打ち直す
葺き替え工事をご提案いたします。

最近では耐震強度への心配から、お家への重量負担を減らす
葺き替え工事への関心が高まっています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご興味のある方、どうぞお問合せください!

 

今後とも、スズペン 掛川スズキ塗装をよろしくお願い致します!