こんにちは、この時期になるとspitzの【春の歌】を聴いて春を満喫しようとする
中年太り上昇中の今年で4年目突入の鈴木純一でございます。
弊社【掛川スズキ塗装】は、全国に100店舗以上展開する
【日本外装リフォームネットワーク ガイソー】グループにも所属させていただいており
入社してから色々な営業職や施工管理あるいは、経営など多岐にわたる情報を
日本全国の事例も踏まえつつの講習会が開かれ参加させてもらっています。
で、先日は新しくできた
【雨樋・破風板専科】講習をzoomで受講させていただきました。
※講習を受けると教科書がもらえます
雨樋や破風板はもちろん日々の塗装現場でも向き合う部材ですが
年々、塗装だけという現場が少なくなってきていると痛感しています。
屋根にしかり、外壁にしかりあくまで塗装は塗ることにより【塗膜】で美観を保ったり紫外線から守ったりできるのですが、どのメーカー保証にも必ず記載される通り
【素地(下地)の不具合による塗膜保証は免責となります。】
素地がダメなら塗っても…だったり台風で這樋飛んでちゃった…だったり
竪樋よく診たら割れとる!なんてことは意外と多い事例です。
で。これ治せるのは【板金屋】さんになります。
弊社でも複数の板金職人さんに日頃からお世話になっております。
むしろ最近では、毎日板金職人さんが何処かの現場と関わっている状況でもあります。
一昨年より部材専門知識を持ったスタッフが入社してくれたこともあり
他の板金専門会社様にも劣らない同等の金額での施工が可能になりました。
じゃあ、それまでは。という話でほとんどが一人親方の個人経営者の職人さんなため
現調に時間と手間賃を要したり材料剪定に料金が乗っていました。
(これは板金屋さんに限らずです。すべての工事関係業者の仕組みとなります。)
ということでガイソーから知識を深めて正しい資材搬入や取扱をおこない
他社との差別化をして生き残ろう!というわけです。
餅は餅屋。の一辺倒に甘んじていると取り残されるわけです。
もちろん職人さんのお仕事なので餅は餅屋。を全否定は致しません。
無責任な管理は見直そう!というポジティブ思想です。
とは言ったものの教科書開き講習を聴いても入口に立ったようなもんです。
百聞は一見にしかず。早速教科書持ち歩き実際現場での答え合わせをしていきます。
これちょうど実際に取り扱った物になります。
メーカー各社様々な形・大きさを販売しているため部分補修が安易にできない物もあります。更には今回講習を受けて衝撃だったのは、こんなにも沢山種類あるのに
年々廃版ラッシュが止まらない。という現実です。
今回の撤去・新設工事も同型のものは廃版となっているため類似品手配となります。
先日あった事例としては、屋根カバーを施工して屋根材を重ねたことにより厚みが、出た分
竪樋を一部カットし這樋をつけなおす簡単と思っていた工事が、廃版により物が手に入らない可能性がでて震えた現場がありました。
※結果関係者皆様のおかげで今回は難を逃れることができました。
日々多種多様な案件と向き合うと今のままではいかん。と痛感する毎日です。
今回の講習をきっかけに諸先輩方に改めて御指導御鞭撻をお願いし邁進していこうと思います。
そもそも雨樋の普及したのは江戸時代からで、住宅が密集して隣家と軒を接するようになったことと、防火のため幕府が瓦屋根にするように奨励しました。
これに伴い【隣家に雨水が流れ込んだり、跳ね返った雨だれが壁を汚したり、雨水の落下で
土台を傷めたりするのを防ぐために樋を使用する】ようになります。
神社仏閣などの雨樋や破風板など細部にわたる装飾や曲線美かっこよすぎます♪日本建築美のsenseにうっとりします。
必要性と美観的観点からもこれからはご提案できるように勉強していきます。